当記事では上記のような疑問に答え、IFAのビジネスモデルや収入源を図解します。
それではご覧ください。
IFAの収入源は細かく分けると、さまざまあります。
ただし、この中でのメインは、「証券の仲介手数料」です。つまり、金融商品の仲介を行って、証券会社から手数料をもらうビジネスです。
以下で図解してみました。
IFA法人と証券会社が契約している場合、以下のような流れで取引が進みます。
IFAが投資家に金融商品の提案を行う
投資家が証券会社と取引を行う
証券会社は自社の金融商品を提供する
証券会社から仲介料をIFAに支払う
実際に投資家のお客様が取引をするのは証券会社なので、「代理店」とは少し意味合いが異なりますね。「紹介取次」の方がイメージ近いです。
業務委託をしているIFAの場合は、報酬から「IFA法人によって設定されたバック率」を掛け合わせた分が自身の収入となります。
バック率については、ご自身の売上によって変化したり、金融商品ごとに設定されているケースもあります。
詳しく知りたい方はバック率について詳しくまとめた記事をご覧ください。
【参考】コンサルティングの場合のビジネスモデル
ちなみに、先ほど説明した内容は、IFA法人と証券会社が契約している場合のモデルです。
IFAはすべての証券会社の金融商品を扱えるわけではないので、当たり前ですが、契約していない金融商品も存在します。
そして、契約していない金融商品を投資家におすすめする場合は、投資家のお客様と相談した上で、「コンサルティングの相談料」をもらうというケースがあります。
コンサルティング業務を行う場合は、以下のようなモデルです。
IFA法人と証券会社が契約しておらず、投資家とコンサルティング契約を結ぶ場合、以下のような流れで取引が進みます。
IFAが投資家に金融商品の提案を行う
投資家が証券会社と取引を行う
証券会社は自社の金融商品を提供する
投資家から相談料をIFAに支払う
今度はIFAに対して報酬を払うのが、証券会社ではなく、投資家となります。
投資家と一蓮托生になるIFAにとしては、例え契約していない金融商品でも、お客様にとって良いものであれば提案するという姿勢が求められることもあります。
その場合は、投資家と相談しながら、このような形式でビジネスを行うことも可能です。
※ただしコンサルティングのみで報酬を得るためには、助言業の免許が必要となります。
今回の件で、IFAになることに興味を持った方は、是非以下の記事をご覧ください。
最後に、IFAの転職に失敗しないためのポイントをご紹介します。
ポイントとしては、
とにかく条件をしっかり比較すること
これに限ります。
報酬・待遇は必ず比較しましょう
IFA法人各社の条件は必ず比較しましょう。
同じお客様に、同じ商品を販売しても、バック率が異なると収入が変わってしまいます。
IFAになろうとする人は、「もっと稼ぎたい」とか「もっとこういう商品を提案したい」などの野望があってのことだと思いますので、しっかりと比較して、あなたの求める条件にマッチしたIFA法人を選びましょう。
IFA法人の方針もしっかりと知りましょう
IFA法人によって、企業の運営方針が異なります。
会社をチームワークで大きくしていこうという法人もあれば、個人主義で、業務委託中心の法人もあります。
IFA法人の方と面談する際は、ただ相手からの質問に答えるだけではなく、積極的に質問をして、ご自身の求める環境にあったものかどうかを自分で見極めることが重要です。
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